乳酸菌の歴史

乳酸菌の歴史

乳酸菌を発見したのはフランスのパスツールという科学者と言われていますが、この人は理科の教科書でも見かける人物ですね。

 

実はパスツールのもっとずっと前にオランダのレーウェンフックという人が顕微鏡を作って微生物を観察していた時に見つけていたとも言われていますが、本格的な研究に結びつけたパスツールのほうが有名になりました。

 

食べ物にはどうして腐敗する場合と発酵する場合があるのか、永い間の謎を解いたのはパスツールで、微生物も生物として生まれて増えて死ぬという生命維持活動をしていることを発見したのもその人です。思えば確かに目に見えない不思議の世界ですよね。

 

乳酸菌が創り出した発酵食品であるヨーグルトがカラダに良いと強く提唱したのはメチニコフという人で、ブルガリアを旅した時にブルガリア菌で作られたヨーグルトを現地の人が大量に食べているのを知って、「彼らはヨーグルトを食べているから不老長寿なのだ!」とすごい説をヨーロッパに広めました。

 

おかげで今日に至るまで発酵食品の研究が盛んになったわけですから、ブルガリアの人はよほど健康で長寿だったのでしょうね。

 

日本の歴史では、一番最初に乳製品として伝わったのは飛鳥時代ですが、発酵食品としての歴史は弥生時代にすでに始まっていたと言われています。ヨーグルトが長寿の薬のように提唱され、世界中で研究が行われるようになる前から、日本人はその有用性を知り、無意識のうちにもいろいろな形で摂取していたということでしょう。